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2024-12-23 地域生態システム学実習Ⅱ「里山管理フィールドワーク実習」②

先週に続き、農学部地域生態システム学科1年生の授業、都立野山北?六道山公園での
地域生態システム学実習Ⅱ「里山管理フィールドワーク実習」の様子を紹介するワン!

午前中の里山の下草刈りボランティア活動に続き、午後は公園散策。大学院生の学生さんが、自然環境に関するそれぞれの専門を活かして野外解説をしてくれたワン。

写真1枚目は、NPO法人の研究をしている学生さんに、公園管理の現状と課題について教えてもらっているところ。

写真2枚目、落葉や野菜くずを使って堆肥を作る場所で、里山の有機物の有効利用について教えてもらったワン。

写真3枚目、竹林の前で竹林管理について教えてもらっているワン。竹を利用しなくなるとどんどん竹林が広がってしまい、困ることになってしまうワン。逆にきちんと管理されていればタケノコも採れるワン!

写真4枚目は、丘陵地にある小さな谷(谷戸)の田んぼ。田んぼやそこに生息する水生生物について教えてもらったワン。池や田んぼ、水路などいろいろな水面があることが、多様な水生生物を育むんだワン。

写真5枚目、多様な環境があると多様な植物が分布するんだワン。その植物の生存戦略について教えてもらっているところ。里山は、人々が暮らしながら植物の多様性を生み出しているんだワン。

写真6枚目、植生遷移について教えてもらったワン。かつての里山はコナラなど落葉樹を薪や炭の燃料に使っていたけれど、ガスや電気が普及して木が伐採されなくなると、里山は暗くなってヒサカキ、アラカシ、シラカシなどの常緑広葉樹が一面におい茂ったんだワン。

写真7枚目は、六道山公園の原っぱ。モグラについて教えてもらったワン。ここ狭山丘陵には、アズマモグラが生息してるそう。
モグラの巣の近くにあるモグラのトイレにはナガエノスギタケというキノコが特異的に生えて、排泄物をきれいに分解してくれるんだって!

写真8枚目、マツやコナラの根に共生する菌根菌について教えてもらったワン。高級食材のマツタケやトリュフは菌根菌の子実体なんだワン。菌根菌は、やせている立地で樹木と共生し、水分や養分の吸収を助け、光合成産物を受け取るんだワン。
落葉を堆肥として利用して養分をもらっていたから、かつての里山ではマツタケが採れたんだワン。

写真9枚目は、野生動物管理について教えてもらっているところ。
最近シカやイノシシが人里に出没して農業被害が拡大しているけれど、野生動物の行動範囲が拡大する前にモニタリングして、フェンスなどで物理的に防除するなどの対策が重要なんだって。
里山の林床がきれいにしてあって見通しがよいことも、野生動物が人里に近づきにくくすることにつながるんだワン!

写真10枚目は、森林昆虫、特に甲虫について教えてもらっているところ。似たような種類でも、森林の枝葉のある上の方で暮らす種と地表近くで暮らす種がいるんだワン。

実際の里山を見て、歩いて、たくさんのことを教えてもらって、カマで下草狩りのボランティア活動にも参加して、とっても充実した1日になったワン!

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